家族

第1ステージから開始した場合の期間

5~8才の早い年齢で開始する第1ステージでは、主に反対になっている咬み合わせ(受け口)を一旦正常に戻すことが主な目的です。
それだけなら、期間は半年から1~2年で終わりますが、その後の経過によっては更に期間が延びることもあります。

第2ステージから開始した場合の期間

7~11才(主に小学1~4年生)から開始する第2ステージでは、骨の成長期を利用して、顎の骨を拡げることが目的です。
顎の骨は、装置を正しく使って頂ければ約1mm/月、ひろがります。
ですから、仮に10mm顎の骨を拡げようと思えば期間は約1年かかります。
必要な顎の骨の拡大量によって期間は1年~3年と幅があります。
上記の目的を達成して、矯正終了(経過観察)となることもありますし、細かい仕上げのために第3ステージに進むこともあります。

第3ステージから開始した場合の期間

乳歯列から永久歯列に本格的に移行する時期(小学5年生くらいから)に開始するのが第3ステージです。
基本的には全ての永久歯が揃うまでみていきます。(中学1~3年生くらいまで)
そのため、なかには小学5年生くらいから中学3年生くらいまで矯正装置がついているお子さんもおられますが、実際にはそれより短い(平均2~3年)場合も多いです。
また、永久歯が全て揃わなくても、歯並びが十分に良くなればそこで装置を外せる場合もかなりあります。

矯正期間まとめ

第1ステージから第3ステージまで、
いつから開始が必要か、によって期間は変わります。
以下、よくあるケースです。(平均的な年数)

  • 第1ステージのみ→半年~1~2年
  • 第2ステージのみ→1~2年
  • 第3ステージのみ→2~3年
  • 第2ステージ+第3ステージ→4~5年
  • 保定期間(歯が動かないようにする装置を入れる期間)→2~3年