矯正の治療費について

★「矯正治療は保険がききますか?」という質問をよく受けます。
歯列矯正治療は、特殊な病気(厚生労働省が認定している2種のみ、具体的には「口唇口蓋裂などの先天的咬合異常」「外科的な治療が必要な顎変形症」)がある時の治療以外は健康保険を利用することができません。

咬み合わせや審美を目的とした歯列矯正は、いわゆる自由診療となり、料金や費用は本人が全額負担することになります。
自由診療の歯列矯正料金は、各病院や歯科医によって自由に設定できますので、もし歯列矯正の治療を受ける時は、前もってどのくらいの料金、費用になるのか確かめておくのがよいでしょう。

一口に「歯列矯正」といっても、その歯並びには様々な状態があります。

マウスピース

でこぼこ・乱杭歯・八重歯やすきっ歯・出っ歯・受け口・反対咬合などの多くの症状がある上それらが複合的に起こっている人などもいますので、お口の中を確認せずに、「いくらかかります」と正確な費用をすぐに決定することはできません。

また、矯正治療を行う場合は、普通の歯石取りや虫歯の治療にかかるよりも長い期間通院をしなくてはなりません。
しかし、メリットから考えると、歯並びで並んでいる方や心配な方にはそれだけの治療をする価値がある、と断言できます。
丸子歯科の費用設定は、トータルで一括の方式ではなく、必要な装置別に明確な料金設定になっています。

★例えば…

家を買う時にも、「坪当たり○○万円」とおおざっぱに料金が決まっているハウスメーカーもあれば、「この扉1枚が○万円」「この壁だと1mあたり○万円」などと、部品ごとに材料ごとに細かく値段を明示しているハウスメーカーもあります。

当院の考えに近い料金体系は、後者です。
難易度の高い症例では一括方式と余り差は出ませんが、難易度が簡単な症例では、一括方式よりかなり安価で終了できる場合がとても多くなります。

歯のイラスト

初めに料金を明示しますので、「あとから想定外の費用がかかってしまった」という心配はありません。
また、一つ一つの装置ごとに料金が決まっています。
かかる費用に上限も設定してありますのでご安心ください。

では、丸子歯科の費用をみていきましょう!

丸子歯科での費用(税別)

★相談料・・・無料

矯正歯科治療の第一歩は、「患者さんの話を聞くこと」です。
歯並びのどこが気になっているのか、どのような装置を希望しているのかを
まず最初にお聞きします。

そして、お口の中を診た上で、おおよその治療期間と使う装置、費用の説明をしていきます。実際の装置や症例写真、矯正をやる前と終了した後の模型などもお見せしていきます。
より具体的な治療計画(抜歯の有無等)は精密な検査が必要になります。

★検査・診断・・・¥20,000(1回のみ)

相談とカウンセリングののち、矯正治療を希望された場合、治療を始める前に精密検査を行います。
レントゲン写真で歯根の状態を診たり、歯型を取って歯が並ぶスペースがあるかどうかを判断します。

★矯正基本料・・・¥200,000(1回のみ)

矯正治療に対する技術料です。

★矯正装置料・・・各種装置によって明確に決まっています。

矯正装置には、

  • 外側にワイヤーをつける固定式装置。
  • 小児から矯正を始める多くの場合に使用する取り外し式装置。
  • 成人の方で目立ちにくい装置を希望される方に使用するマウスピース式装置

の主に3種類の装置を組み合わせて矯正を進めていきます。

★管理調整料について・・¥5,000(1カ月ごと)

歯の矯正治療の場合、基本料金以外に「管理調整料」という費用が1ヶ月に1回のみかかります。

これは来院の都度かかる調整のための費用です。
ただし、同月に何度か来院されたときはその月の初回来院時のみいただきます。
※同月内であれば2回目、3回目の費用はかかりません。

矯正の治療費

歯並び矯正の治療費(税別)

初期費用

検査料(1回のみ)—20,000円
矯正基本料(1回のみ)—200,000円

<装置料>

固定式装置(ブラケット)上限あり
(合計で500,000円)

上下全体 300,000円
上もしくは下のみの全体 200,000円
部分的(6歯まで) 100,000円
(オプション料金)
(希望の方のみ)
ホワイトワイヤー 片顎50,000円
上下100,000円
セラミックブラケット
(前歯6本)
片顎50,000円
上下100,000円

とりはずし式装置 上限あり
(合計で500,000円)

プレート(1個につき) 40,000円
上下 80,000円
3DL・3DQ 40,000円
上下 80,000円
その他の装置
(ビムラーなど)
1個につき
40,000円

マウスピース式装置

装置25回分まで
(片顎1回分につき)
20,000円
上下 40,000円

矯正治療費の合計が700,000円を超えて治療の継続をする場合には、各種装置料はそれぞれ1/2の料金となります。(検査料、管理調整料を除く)

(保定装置)

リテーナー
(3個以上になったとき)
1個につき 10,000円

(インプラント)

矯正用インプラント 1本につき 50,000円

管理調整料(来院された月ごと)

1ヶ月ごとに毎月かかります 5,000円

 


矯正治療費の例 (検査料、管理調整料別)

例1

歯の凹凸が強く4本抜歯をして、初めから上下固定式装置でスタート

基本料金 200,000円
上下固定式装置料 300,000円
合計 500,000円
オプション希望なければ追加費用なし

例2

小学生で顎骨のスペース不足のため、初めは取り外し式装置でスタート

矯正基本料 200,000円
上下取り外し式装置料 80,000円
合計 280,000円
装置変更時に1個につき 40,000円×個数
 ▲ 総合計が500,000円で終了

例3

成人で前歯の軽度の凹凸を治すため、初めからマウスピース式装置でスタート(上・下とも5回ずつ交換の場合)

基本料金 200,000円
上下マウスピース式装置料
40,000×5(回数で変わる)
200,000円
合計 400,000円