勤務医の中野です。

私は今矯正のセミナーを受講するために、名古屋まで通っています。

宮島邦彰教授の講義と実習を中心に行っているセミナーです。

これまで宮島先生のベーシックコースやアドバンスコースを受けていた先生が全顎的矯正へのステップアップのために、また新たに矯正を勉強しようとする先生も受講しやすい内容になっているという事で、この機会に参加することを決めました。

約20人くらいのこじんまりとしたセミナーでした。質問しやすい環境で伸び伸びと学べました。

まず第1回目の内容は、「全顎矯正に必要な診査診断」についてでした。

診査と治療方法には、顔面写真や歯型の模型、レントゲン写真、成長の記録等が必要になってきます。

顔面を見ると唇の突起感、鼻と額の突出感、顔の幅などがわかり、歯列からは前歯の露出度スマイル時の幅、対称的なスマイル、歯並び状態、スマイルラインが分かります。

ここの歯からは歯肉の形態、歯の形態、接触状態、歯と歯のすき間の形態などを見たりします。

顔貌の改善、上下歯列の相対的位置の改善をして理想的な顎、歯列関係の獲得をするためにいろいろ細かい所まで、診断していくのです。

 

第2回、第3回は、取り外し式の機能装置の種類と選択、成長誘導と固定装置の選択や製作、調整法でした。

咬み合わせがディープバイトと呼ばれる咬合や、受け口の咬み合わせなどいろいろなパターンがありますが、その人その人に合わせた装置を使って行きます。

 

第4回目では、ブラケットの接着と、ワイヤーの屈曲と装着等の内容でした。

ブラケットにワイヤーを通してワイヤーを動かしていきます。上と下との咬み合わせを見てどこを出してどこを引っ込めるかや、

前後的にも確認し、どこまでスペースが残っているかも見ていきます。

また角度やねじれも見ていきます。個々の歯をいろんな角度から確認して、ワイヤー、ブラケットなどを使いこなしていきます。

 

第5回目は、混合歯列期の咬合誘導などについてでした。

歯槽骨(顎の骨)の自然発育で左右的発育、前後的発育が起こります。後ろ奥歯2本が後ろの方に発育する時期は、男の子が16~18歳ごろまで、女の子は14~16歳までになっていて、年間2mmくらいの量です。

また左右的発育量は、上の歯の息の方の幅は、6~16歳の間に4or5mmくらいの幅が広がります。下の歯の奥の幅経は3mmくらいです。

また上の乳犬歯が大人の犬歯に生え変わるまでの間に5mm広がります。そういうことをふまえて、この時期には、この装置を使うなど判断していくのです。

 

矯正はとても奥が深いです。本当に様々なパターンがあるので、学んでいこうと思います。