固定式の装置(ワイヤー)が入っている時に起こりやすいお口のトラブルはありますか?
矯正中のトラブルの多くは歯磨き不足によるものか、口内炎になります。特に上の前歯の表面が白く初期ムシバになってしまうと装置を外した後にムラが目立ちます。
矯正で歯並びを綺麗にしてもムシバになってしまっては残念です。装置が入っている時は磨きにくく時間もかかりますが、綺麗な仕上がりになるように頑張って磨いて下さい。
トラブルはいくつかあります。よくあるものを挙げていきます。
1.歯ぐきが腫れる
装置と歯ぐきとの間の部分がどうしても磨き難い為、汚れが残ってしまいます。
汚れが長い間付着したままだと歯ぐきが赤く腫れて出血しやすくなります。
ひどくなると装置の上まで歯ぐきが膨れ上がることもあります。
2.ムシバになる
歯ぐきが腫れると同様に装置の周りには、汚れが残りやすい為、管理が十分でないとムシバになります。
ずっと磨けないままになると、歯の表面が白くなり歯がもろくなります。
これはムシバの初期状態です。一度白くなってしまうと元には戻りづらくフッ素で歯の質を強化することは出来ますが、色は若干白く残ります。
装置を外した時に白くなってしまった部分が目に付くこともあります。更に進行すると、穴が空いてしまいます。
3.口内炎が出来やすくなる
どうしても装置の分だけ、出っぱるので唇の裏や頬の粘膜や舌に擦れます。
普段から口内炎の出来やすい方は、ちょっとした刺激や傷からすぐに口内炎になってしまいます。
装置に保護するものを付けたり、口の中を清潔にするためにうがい薬を使用して口内炎の薬で様子を見てもらいます。