上の前歯が出っ歯(上顎前突)の場合は、程度が軽度から重度まで様々です。

習癖により前突に

小学校低学年までのお子さんでは、習癖により前突になってしまうことがあります。

具体的には、指しゃぶり、舌の突出癖(舌で歯を押す癖)、何かを前歯で咬む癖などが長期に続くと、その影響で、前歯が突出してしまいます。

そのような癖がないか、まずは親御さんがチェックしてみて下さい。その癖をやめるだけで前突が治ることもあります。

突出の度合が軽度で、少し歯が出ている程度なら、歯を抜かずに矯正できる場合もありますが、唇を閉じることが困難、意識しないと上下の唇が閉じないなどの場合は歯を抜いて矯正する場合が多いです。

歯を抜くか抜かないか

歯を抜くか抜かないかに関しては、主に横顔の顔ぼうを重視しています。

横から見て上の唇が突出していたり、上下の唇が閉じづらい場合は程度にもよりますが歯を抜いて矯正することが多くなります。

横顔の基準としては、Eラインといって鼻の先端と上唇の先端、そして下顎の最前突部を結ぶラインが一直線上になることが、見た目的に美しいと言われています。

Eライン

歯を抜かずに矯正を希望される場合は、この前突感が残るかどうかを確認させていただいております。

突出した感じが残っても、歯を抜かないことを最優先させる親御さんもいらっしゃいますが、一般的には子供さんが大きくなると、突出感を気にする場合も多いです。

矯正を開始する時期ですが、まだ永久歯が少ししか生えてないお子さんの場合は、前歯の永久歯が上下4本ずつ生えるまでは経過観察していきます。

矯正のスタート時期

前歯の永久歯が4本生えそろった時点で矯正をスタートするのか、もう少し待ってからスタートするのかを相談の上診査判断します。

小学校4年生から6年生くらいのまだ乳歯が数本残っているお子さんの場合は、下顎を前の方に誘導するような装置を入れて、前突感を改善できる場合がよくあります。

中学生くらいまでは、下顎の成長発育が見込まれますので、なるべく早めの対応が必要です。

永久歯が生えそろう前に是非ご相談下さい。

成人の矯正

また成人の方は、顎の成長発育は終了していますので、主に歯の位置を動かすことにより前突を改善していきます。

歯を抜いて矯正することが多いですが、状態によっては抜かずに出来る場合もあります。

開始する年齢により装置や費用が変わってきます。

まずは早めにご相談下さい。