矯正の器具や装置が壊れた時、どう対応すればいいですか?
矯正装置の種類や目的によっても外れた時の対応が異なります。
いくつかの装置を挙げて説明します。
取り外し式の装置(プレート)
毎日取り外しをしますのでワイヤーの部分が外れたり折れたりすることがあります。壊れた部分が粘膜にあたって痛くて使えない時はすぐに来てください。痛みがなく使える場合はそこまで慌てて来院されなくて大丈夫です。
そのままお使い下さい。
歯と歯のすき間をあける器具(スプリング)
この装置は歯と歯のすき間をあけるための小さな器具なのですき間が広がってくると外れることはよくあります。
その場合はなるべくその日のうちに来て下さい。
器具が外れてから日にちが経つとまたすき間がなくなってきてしまい、次の装置に進めなくなります。
奥歯につけるリング状の器具(バンド)
この器具が壊れたり外れてしまうことはまれですが、ゆるんできたり頬の内側や奥歯の裏側についている金属の突起物が外れたりすることがあります。
粘膜や舌に当たったりして痛みがある場合には早めに来て下さい。
痛みや支障がない場合には急がなくても大丈夫です。
歯の内側に固定されているワイヤー(3DLなど)
歯の内側に固定されていますが、中にはワイヤーの形が複雑になっているものもありますのでワイヤーが折れたり曲がってしまうことがあります。
その時痛みがある場合はすぐに来ていただき、痛みのない場合には急ぐ必要はありません。
基本的に、装置や器具がとれてしまったり壊れてしまった場合でも痛みがなければ急がなくても大丈夫ですが次回の予約日までの間が長い場合には、その間矯正治療が進まないこともありますので一度ご連絡下さい。
ただし上記にも述べましたが、歯と歯の間をあけるためのスプリングという器具がとれてしまった時はすぐにお電話下さい。