咬んだ時に下の前歯が全然見えないのですが、矯正で治りますか?
顎が成長すると、ガタついた歯並びは自然に治ることもありますが、咬み合わせが深い歯並びは矯正治療でないと治りません。
通常より歯の噛み合せが極端に深い状態を「過蓋咬合(かがいこうごう)」といいます。咬み合わせた時に下の前歯が、上の前歯に隠れてしまい、ほとんど見えない状態です。
過蓋咬合の人は、奥歯に比べ前歯が強く当たります。そのため、以下の症状が出ることがあります。
1)前歯の裏の歯茎を傷つけてしまう
2)40~50歳くらいになると、通常の咬み合わせの方に比べ歯周病が進行しやすい
3)上の前歯が開き、隙間ができる
4)食べ物が噛み切りにくい
5)顎関節症になることがある
基本的に取り外し式の装置を入れて咬み合わせを浅くします。
平均的に1~2年は、この装置を使用します。
細かい部分の修正など必要があれば、固定式の装置へ移行する場合もあります。
咬み合わせが深かった方の矯正治療前後の写真です。
深い咬み合わせは矯正治療で治すことができます。
気になる方は一度ご相談ください。